帰国者の現状とニーズ
今日、多くの日本人が、留学、駐在、国際結婚などの理由で、海外生活を送っています。そのような中で、神様の日本人への救いの御業は日本国内だけに留まらず、海外にも及んでいます。海外生活の中で福音にふれ、信仰を持ち、帰国する人が多くいます。また、日本で信仰を持った人も、海外経験によってさらに信仰の成長を成し遂げています。彼らは、帰国後も教会につながり、家族、友人に伝道し、福音宣教拡大のために用いられようとしています。このように、海外で信仰を持ち、あるいは求道を始めて日本に帰国する人々は、年間約1600人にも及びます。
しかし、帰国者は海外から日本に戻る時に経験する逆カルチャーショック、日本での生活の忙しさや家族との関係など、帰国を通してうけるチャレンジは多岐に及びます。それがその人の信仰生活にまで影響をおよぼし、残念なことに帰国数年後には、約80%の人々が教会から離れてしまうという現状があります。
実際に帰国者が直面する問題は以下のようなものがあります。
- 逆カルチャーショック
- 教会がどこにあるのかわからない
- 家族との問題
- 生活・仕事の忙しさ
- クリスチャンの友達がいない
- 証の仕方がわからない
- 教会の雰囲気が違う
- バイブル・スタディーの機会がない
JCFNでは以下のような活動を行っています。
フォローアップ
海外経験をしたクリスチャンが、励まし祈り合い、教会につながるように、帰国者の必要に応えたいと願っているクリスチャンを紹介し、個人的な交わりの提供や近隣の教会の紹介をします。また、海外へ移動する時も、海外の教会を紹介します。
教会の検索はこちら JCFNのフォローアップは、帰国前からの帰国の準備の助け、帰国前後の信仰面の訓練、そして継続的なフォローアップを行っています。詳しくは、フォローアップのページをご覧下さい。
修養会
北米では、いずれ帰国する人々が整えられるために、また、海外邦人伝道に携わる人々の訓練のための修養会を主催、共催しています。また、日本では、既に帰国した人々を主な対象として、彼らが仕える者になるように励まし、訓練する修養会を行っています。
地域集会
日米ともにボランティアが中心となり、それぞれの地域で定期的な集会が開催されています。JCFN地域集会では、共に祈り、励まし合っています。地域集会の案内は、地域集会のページをご覧下さい。
ネットワークづくり
インターネット、会報、主事による巡回などを通して、海外経験をしたクリスチャンと出会い、彼らを励まします。また、北米、日本を問わず、彼らの必要を紹介し、JCFNの働きに重荷を持ってくださる個人、教会、諸団体との協力体制作りに努めています。
出版
会報Equipperは、希望者に郵送され、彼らを励まし、必要な情報を提供します。(会報はこちら でもご覧になることができます。)帰国準備のためにはが用いられています。海外邦人伝道に携わっている人々には、聖諸研究の手引きや他の文献の情報を提供しています。詳しくは、日米事務所にお問い合わせ下さい。