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~Global 30プロジェクトのリフレクション~
ダン・ブラネン師
ISIスタッフ www.isionline.org

danbrannen「自分はもう純粋な日本人には戻れないのだと気付きました。」と友人からのポストカードに書かれていました。彼はシアトルの大学を卒業し日本に帰国したばかりでした。留学生活は彼の人生観や世界観を変え、母国での自分自身の捉え方をも変えてしまったのです。彼はもう以前の自分ではなくなってしまいました。おそらく彼は、今後日本社会に適応していく上で常にこのチャレンジを受けるのでしょう。

私にはこの友人の言っていることが良く分かります。もっとも私の場合は全く逆のパターンでしたが。私は宣教師の子供として10-19歳という多感な時期を東京で過ごしました。日本で育ちながら、自分は常に外国人なのだと感じていました。しかし一番驚いたのはアメリカに戻った時の違和感でした。すぐに自分は典型的なアメリカ人ではないのだと悟り、この逆カルチャーショックは常に続いていくのだと思いました。

始めは周囲の人と違うことをマイナスに感じていましたが、神様は私の人生に対するご計画が完璧なことを示してくださいました。私の辛い経験はアクシデントではなく、神様が私に用意してくださっていた召しに対する緻密な準備の一部だったのです。

日系アメリカ人教会で奉仕をしながら、神様は私を宣教師として日本に送り戻そうと導いておられるだろうと感じていました。しかし太平洋を渡ることはついにありませんでした。シアトルで英語教師として働いている間、私は神様が自分のクラスに世界中から生徒を集めて下さっていることに気付かされました。彼らは母国から離れ、全く新しい文化に適応しなくてはいけない葛藤を分かち合ってくれました。私は、サウジアラビアやイランからのイスラム教徒や南アフリカからの求道者、他の国々から来た若者達に、キリストにある信仰を証する素晴らしさを発見しました。ハンディキャップだと感じていた自分の経験が、文化を超えた友情を築くための架け橋として用いられるのだと気づいたのです。30年以上前のことです。

Global_30ですから日本でグローバル30(日本の8都市にある13の選ばれた大学への留学生の人数を2020年までに30万人に増やすというプロジェクト)のことを聞いた時の私の興奮を理解してくれるでしょうか。

今こそ日本のクリスチャンが世界宣教に目を向ける時です。これは帰国者クリスチャンにとって、家族や母国から遠く離れて日本に来た留学生達に愛と友情の架け橋を築くチャンスであり、特権なのです。自ら外国へ留学した人達以上に日本の留学生に福音を伝えるのにふさわしい人はいるでしょうか?全ての言語、文化を超えて働かれるイエス様の愛を発見した帰国者以上に、ふさわしい僕はいるでしょうか?純粋な日本人ではなくなってしまったと感じている人達こそ、実は日本に来る留学生のために神様が整えてくださっている完璧な人材なのです。

「グローバル30」についての詳細は、文部科学省のホームページで知ることが出来ます。

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1260188.htm 

留学生を私達のコミュニティーに歓迎することへの神様の目的は、レビ記19:33-34に書かれています。「 もしあなたがたの国に、あなたといっしょに在留異国人がいるなら、彼をしいたげてはならない。あなたがたといっしょの在留異国人は、あなたがたにとって、あなたがたの国で生まれたひとりのようにしなければならない。あなたは彼をあなた自身のように愛しなさい。あなたがたもかつてエジプトの地では在留異国人だったからである。わたしはあなたがたの神、主である。」

[ダン・ブラネン師は、1950-60年の間、宣教師の子として日本で育った。彼と妻のキャロリンは1979年よりワシントン州シアトルでInternational Students Inc.という留学生伝道団体で奉仕している。“Third Culture Kid”としてお箸でポップコーンを食べるのが趣味。]