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shimamoto.jpg嶋本洋子

在欧日本人宣教会・運営委員

カンカンカン・・・となる踏み切りを電車が走る、その力強く廻る車輪は、いつも、日本に帰国したばかりの私を思いださせます。

イギリスでイエスさまと出会って、受洗の恵みに預かり、教会生活が始められる前に、ハンガリーに夫と移動しました。 牧師から、「日本からイギリスに来た時は一人だったけれど、これからはイエスさまと一緒だから、ハンガリーでの生活も大丈夫です。」 そう励まされて、「私はクリスチャンになったのだ」という思いと勢いに支えられて、ハンガリーでの生活が始まりました。 教会にも、信仰の導き手にもめぐり合えず、クリスチャンとして何をしてよいのか、何をするべきなのかも知らない状態で、3年過ごしました。

そして、いよいよ晴れて日本に帰国した私を待っていたのは、空しさでした。 夫や子供たちは、受けいれてくれる会社や学校があったので、それなりになじんでいったようです。 主婦である私はというと、自分の居場所がなかったのです。 待っていてくれた家族や、昔からの友達との会話も、懐かしく、心弾むものだと期待していましたが、同じ日本語をしゃべっていても、言葉が通じない、理解してもらえない空しさに襲われてしまいました。 自分の国でありながら、自分の居場所がない、という思いで、なんとかここから逃れることはできないか、・・・そんなことばかり考えていました。 そんな中、クリスチャンである自分を忘れることはなく、イエスさまにつながりたい、教会に行きたい、という思いが与えられ、教会探しを始めました。 毎週、違う教会に行っているうちに、毎回毎回自己紹介をして・・・いささかくたびれてしまい、こんな私を受けいれてくれる教会は日本にはないのか、という思いにかられました。

現在は、主の示してくださった居場所で、礼拝の生活を続けさせていただいています。 今でも遮断機が下りて、電車の通り過ぎるのを待つ時、帰国したばかりの時の、あの空しさが思い出され、あれは、海外でイエスさまに出会って日本に帰って来られる方を迎える立場にさせていただくために、主から特別に与えていただいた、貴重な経験だったと思っています。 祈ることも、聖書を読むことも知らなかった未熟な者が、このようにフォローアップに関わることによって、神さまから離れずにいることができたことを、心から感謝しています。

神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。 こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。
IIコリント人への手紙1:4

来年3月のAll Nations Returnees Conference で世界各国から戻られた帰国クリスチャンや、フォローアップに重荷を持っておられる方たちと会うことができることを楽しみにしています。 さらに互いに祈りあっていく中で、主がどんな新しいことを始められるか、その御業を見せていただけることを期待しています。