Newsletter (Equipper)

20年目を始めるにあたって

黒田摂
JCFN総主事

 JCFNは、この12月に開かれる第十回目equipper conferenceを皮切りに、発足20周年記念の年を迎えます。
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(詩篇103:2)
 まさにJCFN全ての働きは主の良くして下さったことです。一つ一つを書きあげて行きたいところですが、ヨハネ21:25のように「もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい」と私も思うほどです。

 JCFNに与えられている宣教の使命は、海外で救われた日本語を話す者たちが、日本においても、世界のどこにおいても主の宣教に携わるキリストの弟子として成長し、整えられ続けるために仕えることです。整えられたキリストの弟子として4つのC(Calling=キリストの召命、Character=キリストの似姿、Commission=キリストの弟子作り、Community=キリストの体)を強調していますが、このJCFNも、イエス様ご自身がCalling(召し)を海外で救われた学生たちに与えてくださり始まったものです。

 聖書を見ると、神様がご自身の働きを進められるとき、一人の人を召し出され、その人を通して神の業を進められます。アブラハム、ノア、モーセ、イザヤ、エステル、マリア・・・。JCFNの働きも然り。1990年のアーバナ宣教大会に出席していたアメリカで救われたばかりの、近い将来日本に帰国するクリスチャン大学生たちを選ばれて、その選びに彼らは応答したのです。自信があり、方向性も見えて応答したわけではありません。JCFNが始まるということすら彼らには見えていませんでした。むしろ、自分たちは帰国後一体どうなってしまうのだろうという不安から助けを求めてネットワークを築き始めたのが、神からの語りかけへの応答となり、それを主が受け取ってくださったのです。こうして、まったくの受身状態でJCFNは生まれ、神様の一方的な働きかけによって、帰国者を励まし、宣教のために整えるためのミニストリーとして成長してきたのです。

 Calling。キリストの召命。これは、キリスト者、すべてに与えられているものです。どのような形でそれに応えるかは、その人のライフ・ステージに合わせて変化していくでしょう。学生として、社会人として、伴侶として、子として、親として。しかし、キリストの弟子として召しだされたその召命は変わることがなく、あなたが、また、私がその召命に応えることによって、一つの魂が救われたり、JCFNのような小さな働きが始まったり、イスラエルの民がエジプトから脱出することに繋がるのです。

JCFNOldPhoto 私たちは神の家族として繋がっていますから、あなたがあなたの召命に応答するかどうかは、私を含む周りの人達の信仰生活に大きく影響を与えるのです。あのアーバナ宣教大会で学生たちが語りかけに応じたばかりに(言い方は変ですが)、私自身の人生は大きく変化し、17年間JCFNで奉仕する恵みとチャレンジに預かることができたのですから。

 あなたに与えられているCalling、召命はなんですか?あなたは、それに今日応えておられますか?
 このJCFN20周年、また、イクイッパーコンファレンス十回目を迎えるにあたり、今まで主の語りかけに応えてきてくださった人々の故にJCFNがあることを心から喜び、主に感謝し、また、同じように、私も、また、これを読んでおられる皆さんも、いつも主の語りかけがなんであるのかに耳を傾け、それを知り、それに応答していくことのできるお互いであるようにと願ってやみません。

 そうなれば、帰国者はフォローアップされ、海外邦人宣教も広がっていくでしょう。また、日本にいる留学生伝道も進められ、世界宣教が広がるのです。なぜなら、私たちの想像を絶するようなスケールの働きを主が展開してくださるからです。日本国、日本語、日本人にとどまらず、地理、言葉、文化、人種を超えた主の働きが広がるのです。